(自火報)共同住宅の自動火災報知設備 更新工事
2023.05.24
こんにちはエヌテック防災株式会社です。

5月も後半となり、汗ばむ程の気温となる日も増えております。
日々の気温差が激しいので、体調を崩さないようにお気を付けください。




さて、今回のトピックスはこの度弊社で行った
既存建物の自動火災報知設備更新工事についてです。

この度、既設の火災受信機が製造から約35年ほど経過していた為(交換当時)
物件オーナー様からの御要望により交換に至りました。

今回の建物は共同住宅(マンション)ということもあり、
各階の総合盤(発信機・表示灯・非常ベルが組み込まれた盤)、

さらに共用部だけではなく専有部内(お部屋の中)に設置されている
火災感知器も交換対象となりました。

【交換前】


(火災受信機)


(各階の総合盤)


(定温式スポット型感知器)



【交換後】


(火災受信機)


(各階の総合盤)


(定温式スポット型感知器)

機器の交換工事後には全ての機器が正常に作動する事を確認しました。




発信機が表示灯と一体になったモデルを選定致しました。



今回は突出していた従来の形からフラットな形となり、
さらに発信機を囲むリング状になることで夜間や停電時においても押しボタンの見やすさが向上した、
発信機一体型の表示灯へとリニューアルを行いました。


【自動火災報知設備の施行規則に定められている基準に適合しています。】
※消防法施行規則第24条八の2のニ:
 表示灯は、赤色の灯火で、取付け面と十五度以上の角度となる方向に沿つて十メートル離れたところから
 点灯していることが容易に識別できるものであること。


また、突出部分が無くなることで接触による怪我や破損に対しての安全性も上がりました!



自動火災報知設備の更新時期は?



日々火災に備えて24時間365日休まず作動し続け、
いついかなる場合に火災が発生しても
確実に機能を発揮するものでなければならないので、
ある日突然動作しなくなってしまうという事態は避ける必要があります。

また、定期的な点検・保守を行っていても、
設置されている環境などの要因により
性能や機能を機器が維持できるのには経時的変化による限界があります。

各社メーカー様などでアナウンスされているおおよその目安としての期間は、
・火災受信機          : 約15~20年
・煙感知器や半導体式の熱感知器 : 約10年
・熱感知器           : 約15年
・火災発信機や非常ベル     : 約20年
※上記期間はあくまで目安です。
設置場所が雨風や潮風、腐食ガスなどの影響を受ける環境要因がある場合は、
目安よりも短くなる可能性があります。

と言われています。

自動火災報知設備は火災をいち早く察知し、
報知して人命や財産を守る為に重要な設備の一つです。

お客様に日々を安心して過ごしていただけるよう、
設置をしてから一定の年数が経過したものにつきましては、
積極的に更新していただく事をお勧めしております。

自動火災報知設備の更新工事、是非とも弊社へご相談下さい。
今後ともよろしくお願いいたします。

それでは、ご安全に!




TEL:045-353-3370
神奈川県横浜市磯子区森6-41-13