(防排煙設備)防火ダンパーについて
2022.02.20
こんにちはエヌテック防災株式会社です。

まだまだ寒い日が続き暖房器具を長く使う事も
多いかと思います。
今年に入り暖房器具による火災が増加している様なので
皆様何卒お気を付けください。



さて、今日のトピックスは横浜市共同入札による公共施設設備改修工事で
交換工事を行った防火ダンパーについてです。

 
(交換前)

 
(交換後)

今回交換となったダンパーは、
経年劣化などにより火災受信機からの起動信号が出ても動作しなくなっています。
この状態では火災発生時にダクト経由で延焼してしまう恐れがあります。

今回工事では途中のダクト部分も合わせて交換を行っております。
交換により起動・復帰共にしっかりと動作するようになりました!
また交換品は自主適合マークが貼付けされた適合品となっております。

(ダンパー本体部分)

以下は防火ダンパーについてです。

【防火ダンパーについて】



 防火ダンパーの定義:
 建築基準法、同施行令及び同関係告示に定められ、
 防火区画を貫通するダクト等の部分に
 設置され火災時に温度ヒューズまたは煙・熱感知器等との連動により、
 ダクトを閉鎖して火炎や煙の拡散・延焼を防ぐ目的に設置される。
 一般空調及び換気系統用または排煙ダクト用の防火ダンパーがある。
 ※防火区画:火災時に火炎の延焼または煙の拡散を防ぐことを目的とした区画

 自主適合マークについて:
 日本防排煙工業会「防火ダンパー自主管理制度」により、
 建築基準法施行令第 112 条16 項の建設大臣が定めた構造方法の基準に
 適合する製品に「自主適合マーク」の貼付許可を行っています。
   
 (自主適合マーク見本)

 (日本防排煙工業会 防排煙機器のQ&Aより引用)

防火ダンパーはなかなか見る事は無い設備ですが、
延焼防止のために重要な設備となっております。

それでは、ご安全に!


TEL:045-353-3370
神奈川県横浜市磯子区森6-41-13